ThinkPad i1800 (2655-PAJ)、HD換装(ハードディスク交換)のD2D対策
始めに
このノートにはリカバリCDがついていない。HDに入っているのだ。
いつでもどこでも簡単にリカバリできるのがウリらしいのだが・・・。
しかし、しかしだぞ、HDが壊れたらどうする。HDを交換したいときはどうする。そもそもOSだけリカバリできても意味ないじゃん。
またこいつはD2D(Disk to Disk)とかいってややこしい細工がしてあるので、単にバックアップしても動かない。
リカバリCDは有償で買えるらしいのだが4千円ぐらいする。なぜ?こんなに高いの?メディア代だけでしょ。ライセンスは買っているんだから。新たな商法か
?と勘ぐってしまう。
ちなみにIBMがこのリカバリ方法を採用したのは省資源のためらしい。
でもこの製品、CDが6枚くらいついてくる。それならあと2枚くらいつけてくれよ。もしくは初志貫徹してCDつけんなよ。
かつてリカバリCDでなく、リカバリFDが主流だった頃。HDにFDのイメージが入ってあって、ユーザーは任意に作ることができた。
IBMもCDをイメージファイル化して、任意に作れるようにしてくれればネットでこんなに叩かれなくてすんだと思うぞ。でもそれだと新商法がうまくいかなくなるからダメなんだね。
必要なもの
mbm
d2dfdzip.exe
DriveImage等のバックアップソフト
98起動ディスク
作業ディスク(作り方は下記参照)
手順
作業ディスクの作成
d2dfdzip.exeとmbmをダウンロードし、FDに入れる。(d2dfdzip.exeを先に入れる)
なお、おまけ(下記)のバッチファイルを利用して作業をするめる。
バックアップ
リカバリ領域とOS領域(必要であれば)をバックアップする。
今回はDriveImage2002を用いHDを丸ごとバックアップした。
HDの交換
HDを交換する。今回は30GB→3GBに。
MBM
mbme.batで区画分けをする。
リカバリ領域は一番最後に持ってくる。
パラメータは共にC0(FAT32X)にする。
アクティブはリカバリ領域に
リストア
ドライブの内容を戻す。
今回はDriveImage2002を用いたので、同ソフトを使う。
先に容量固定でリカバリ領域をリストアし、次にOS領域を容量可変でリストアする。
VOL名をつける。OS領域にはIBM_PRELOAD、リカバリ領域にはIBM_SERVICEにする。
BOOT
mbmi.batでBOOT環境を作成する。
bm_rest.batでIBMのBOOT環境を作成する。
完成
リカバリ領域が起動するか。
リカバリができるか確認する。
最後に
作業を終わってから思い出し書きしているので、もし間違ったところがあればメール下さい。
あくまで自分はこうやったよということなんで。
では本当に最後・・・。
IBMなんて大嫌いだー!(T_T)
おまけ
bm_rest.bat
:RESTORE
SET CC=US
copy BMGRUS.BA1 BMGRUS.SCR
a:\bmgr.exe /Fboot.bin /Mbmgr%CC%.scr /s
del BMGRUS.SCR
Echo Remove the diskette and press CTRL-ALT-DEL to restart the computer.
bm_sup.bat
:SUPPRESS
SET CC=US
fdisk/mbr
copy BMGRUS.BA2 BMGRUS.SCR
a:\bmgr.exe /Fboot.bin /Mbmgr%CC%.scr /s
type bmgrus.scr
pause
del BMGRUS.SCR
Echo Remove the diskette and press CTRL-ALT-DEL to restart the computer.
bm_dis.bat
:DISABLE
fdisk/mbr
del BMGRUS.SCR
Echo Remove the diskette and press CTRL-ALT-DEL to restart the computer.
mbme.bat
mbm0381 edit
mbmi.bat
mbm0381 install